大阪広告協会 やってみなはれ 佐治敬三賞

受賞者一覧

佐治敬三賞

サントリー株式会社の協力を得て、当協会創立20周年の記念事業として1962年「サントリー奨励賞」として制定。
優れた広告制作者の育成を目指して、常に、新しい時代を切り拓くチャレンジ精神あふれる作品を制作したクリエイターを顕彰している。

・第50回(平成28年度)大阪広告協会「やってみなはれ佐治敬三賞」

山本 隆博(やまもと たかひろ)氏
シャープエレクトロニクスマーケティング株式会社 総合プロモーション部

・プロフィール

シャープ株式会社へ入社後宣伝部に配属、クライアントサイドでマス広告の企画制作を担当。アクオスや太陽光発電などの広告に携わる。Web広告のプランニングにシフトしつつ、2011年6月よりSNSを立上げ、以降現在までシャープの公式アカウントすべてのツイートを手掛けている。

・主な受賞

大阪コピーライターズ・クラブ2014 最高新人賞
面白法人カヤックとバーグハンバーグバーグによる「突破クリエイティブ2015」審査員特別賞

受賞対象作品

シャープ 企業公式ツイッター 「逆風の中、共感を集める」:ピンチを応援に変えることば
「広告嫌悪の時代、広告を模索する」:ネットで受け入れてもらえる、ことばやふるまい
「アカウントが擬人化、コミックスになる」:社員とツイートがマンガ化され、ブランディングツールに

・受賞理由

シャープの公式ツイッターアカウントの開設から携わり、リストラや外国資本による買収など逆風の中、「企業に属する一(いち)社員」として5年間毎日「個のことば」を発し続けました。結果34万人を超えるフォロワーを獲得、ツイッターを「ファンを可視化する場」に変化させることによってインターネット上で独特な存在感を獲得しました。
デリケートなメディアでの言葉遣い、発信のしかた、直接繋がっていこうとする表現・アイデアを、批判・炎上をおそれずに勇気を持って継続してこられ、企業とユーザーの間での安定したコミュニケーションを築くだけでなく、他の企業を巻き込む展開をもつくりあげた、極めて独創的な仕事をされてきました。
たとえば、買収決定の日の写真だけのツイート、「半濁点(゜)の売却」という虚構ニュースサイトを受けて、社名を「シャーフ」にした遊び心のツイート、強い言葉の「広告」をあえて弱い言葉に変換して伝えるなど、受け手が捉える温度感をはかりつつ、本音を発しています。また、企業アカウントのキャラクター「シャープさん」が漫画・書籍化され、他企業と連動するなど、ブランディングにも繋がる結果となりました。
これらの仕事の根幹には、大阪人らしい「人と繋がりたい人間性」がにじみ出ており、広告(コミュニケーション)の仕事の根っこの部分にある大事なものを見直させてくれた、全国レベルでも特筆すべきチャレンジを、表彰いたします。

 

歴代の受賞作品はこちら

Page to top